2007年2月22日木曜日

S・K タイガーウェーブ リバーシブル ワイヤーツイスター

S・K (MILBER ミルバー) sk?

S・K タイガーウェーブ リバーシブル ワイヤーツイスター 7726レースをしてる方は必ず使われる?
ワイヤーツイスターを紹介します。

その昔はあまり安いワイヤーツイスターは売っておらず、一番最初に買ったのは¥9,000くらいしたかと記憶しています。(今から10ウン年前のはなし)
今では台湾ツールが、出回っておりますので安いのは¥3,000を切るお値段で買えます。
初心者には、非常に良い時代になりました。

今回紹介させていただくワイヤーツイスターはもともとUSA製で製造元はMILBER(ミルバー)社で製造されている商品らしいのですが、日本には残念ながらMILBERの商品はわずかなアイテムしか輸入されておらず、お目当てのワイヤーツイスターは輸入されていませんでした。

そこでOEM供給を受けていて、
同仕様のこの製品 SK(エスケー)社の商品を入手しました。
skタイガーウェーブ リバーシブル ワイヤーツイスター (MILBER ミルバー)7726SKタイガーウェーブ リバーシブル ワイヤーツイスター (MILBER ミルバー)7726
skタイガーウェーブ リバーシブル ワイヤーツイスター (MILBER ミルバー)7726ロックskタイガーウェーブ リバーシブル ワイヤーツイスター (MILBER ミルバー)7726 切換え skタイガーウェーブ リバーシブル ワイヤーツイスター (MILBER ミルバー)7726 ミルバーの説明
今まではやっぱり安物?を使っていましたので、
そのフィーリングの違いに驚きました。

大きく違うのはワイヤーを掴むときのロック機構です。
ワイヤーツイスターなのでワイヤーを掴んだ状態で本体のロックを掛ける事が必要になります。
そのロックを掛ける時は握ったままでロックをするのですが、その握る時の力が半分以下、ロックレバーを移動させる時の力も半分以下です。このロックを掛けるときの力の差はかなりあり、何本かワイヤーロックをしなくてはいけない状況の場合やロックのかけ直しが多い場合は差が出てくるところです。

また、台湾製の物は勢いよくパチンパチンやると勝手にロックが解除されてしまうことがあります。
何度も外れると結構イライラします。(ロック部は加工修正で状況は多少改善はされます。)

あとは画像を見ていただければ解ると思います。先端部分の違い、SKの商品が左右どちらでも回転出来る事です。
はっきり言ってものすごく使いやすいんですが、お値段が… 台湾製4本は買えます。

2007年2月21日水曜日

PWK28 キャブレター の リ・セッティング 開始

KEIHIN PWK28 キャブレター

xr100モタード K&Nのリプレイスメントフィルターの加工をして吸入効率のUPを目指します。Takegawaのエンジンの組み直しも終わり、やっと走れる状態になったのでキャブレターのリ・セッティングを開始しました。

いちおう以前のままでのセッティングでエンジンの始動は可能でしたがスロー系が薄くアフターファイヤーがものすごく、そのままでは走行にかなりの不都合がありましたので、やむなく リ・スタートです。

そしてちょっとした仕様変更を加えました。
xr100モタード ノーマルのエアクリーナーボックスの蓋にユニフィルターを6個取付けて吸入量のUPです。今までエアクリーナーBOXは使っていたものの キャブレターの吸気音が大きかったので今回はエアクリーナーを取付ける事にしました。
+ キャブレターBOXの左側の蓋に付けたユニフィルターも吸気音増大の原因であったので今回新たに新品を注文し、ノーマルに戻すことにしました。(ボックスの蓋は交換するだけなので非常に簡単)
また、エアクリーナー本体は吸入効率を考えK&N製の物を加工して取付ける事にしました。(状態は上画像を見てください。)

季節的にセッティングするのはまだ少し厳しい時期(寒い!)なので、わざわざセッティングをしに走りに行くような事はなく、朝晩の通勤でちょこっと様子を見ながらセッティングを変えていくので、しばらく時間は掛かりそうですが完成の域まで達したらまた書きます。

xr100モタードにK&Nリプレイスメントフィルターを加工して取付おまけ
以前に1回だけKEIHIN PE28のキャブレターを付けてセッティングに挑戦しようかと思った事があり
ました。
30分くらい走行して断念!理由:あまりに基本セッティングがずれていて、セッティングパーツの入手が不可能だと思いあえなく却下!
走行時間1時間足らずでした。(T_T)

以前のセッティング編はこちらからどうぞ!

2007年2月18日日曜日

ハゼット 863Q 1/4インチ T型ラチェットハンドル

HAZET Reversible Ratchet with T-Handle

ハゼット 863Q T型ラチェットハンドル ちょっと変わりネタ?のラチェットです。
もともとバイクの整備には欠かせない?T型レンチ!
効率よく作業するには必須アイテム??である。

今回紹介するHAZETの863Qのラチェットは
スペック的に6.35㎜の1/4”ドライブでギヤ数は20枚 全長は100mm と単体の商品で見れば結構小さいです。
ソケット部の差込み、取外しはプッシュボタンを押さないと出来ないタイプです。
この機構は結構いいんです。
このラチェットの使用時には必ずエクステンションバーと一緒に使用しますが、ソケット交換時にエクステンションバーが抜ける事はありません。(上記のプッシュボタン機構によりボタンを押さない限り保持されたままになります。)

外見は板ラチェットに樹脂カバーを付けた様なデザインで高級感は全く無いのが残念なところでもあります。
樹脂の部分の多さから どちらかと言えば おもちゃチックですね。
また、ギヤ数は20枚と結構ゴツゴツ感は大きいですがラチェットのフィーリングは悪くないんです。(もちろん購入後、すぐに分解しグリスたっぷりにて使用しております。)

ハゼット 863Q T型ラチェットハンドルの使用例 主な使い方は画像(右)のようにエクステンションバーにつないで使用します。もちろんエクステンションバーを使用せず直接ソケットを差し込んでも使えますが、その様な状況で使うことは非常にまれな事かと思います。
短いソケットをくっつけてグルグル回そうとすれば、お手々をゴリゴリ削りそうです。

このハゼットのラチェットは非常に微妙なところで
ラチェットよりは早く回せるものの、T型レンチ程はパワーが無く(掛けられず) また、T型レンチのクルクル早回し出来る箇所に比べれば明らかに作業スピードは劣ります。(イメージ伝わるでしょうか?)
ではどこで活躍するのかと言えば私の場合はソケットサイズ8mmか、10mmのところで通常のラチェットを使って作業出来るところです。(ちょっとだけ早く出来るような気がします。)

結局、持っていることに意義があるラチェットになってしまうのかな~

しかもこのラチェット MAC TOOLS(マックツール)
でも販売されています。
私の知るところだとMACで買った方が安い!でも made in GERMANY なのでハゼットが作ったOEM品かと思います。

2009/04/20追記
何となくアクセス解析をしていると MATCO TOOLS からも販売されているのを発見しました。
品番はそのまま863Qでもこちらはハゼット刻印の物が載っていますo(〃'▽'〃)o
商品生産国も、もちろんドイツ製
MAC Toolsはリンク切れました?廃番?

2007年2月16日金曜日

コーケン 3753SM 3/8インチ マルチラチェット

ko-kenコーケン3753smマルチラチェットコ-ケン製の 3753SM マルチラチェット
差込みサイズは3/8sq(9.5mm)
なんで買っちゃったんだろう?シリーズの逸品であります😁

バイクの整備では、このタイプのラチェットの登場は ほとんどありません。(^O^)
私自身 工具箱の中に入っているだけの物になっております。(まさに盆栽状態)

ko-ken 3753smマルチラッチェット2一応説明をしておきますと ラチェット エンドのスクエア部にラチェットもしくはブレーカーバー、エクステンションバー等を差込み「うりゃ」と「カチャカチャ」回すために使う様です。

もちろん使用方法にはルールは無く、好き勝手に使ってもらえばOKみたいですが、その組み合わせ方法は無限にあるんじゃないですかね( ^o^)
主には車のエンジンルームの奥まった場所に使用するらしいのですが…

ko-ken 3753smマルチラッチェット3 ラチェット本体のギヤの “カリカリ” は結構いい感じのフィーリングで出来ています。
コーケンのラチェットって実は使いやすかったりして(@@;)

スタッビラチェットとして使えば使えないことはありませんが…
おとなしく1/4ラチェットのショートタイプのものを使った方が作業効率が良いことに間違えありません(笑)

このラチェットを普段から使いこなしている人はいるのでしょうか??😊😃


2007年2月15日木曜日

マグネシウムクラッチカバーを使って
XR100モタードにオイルクーラーの取付

SP武川 / Takegawa

まだ、紹介していなかったオイルクーラーの取付け編です。
(正確には取付け後の紹介になってしまいますが…)

基本的に、このAPE/XR系のエンジンにオイルクーラーを取付ける場合、オイルクーラーの取出し口がありませんので取出し方法を何種類かあるうちから選んで取付ける必要があります。
クランクケース前方(オイルライン)に穴を開けOUT/INのパイプを新設 クランクケース前方(オイルライン)に穴を開けOUT/INのパイプを新設</a>する。(基本的に機械加工になるので内燃機屋に出さないと無理=一般的で無いのでおすすめ出来ません。)
②ボアアップキットのシリンダーに付いているオイルクーラー取出し口を利用する。(アップマフラー使用時はオイルラインの取り回しを注意する必要があります。)
③オイルシャワーヘッドを取付けし、その取出しを利用する。
④オイルラインの付いたクラッチカバーと交換する。
の4種類から普通は選ぶと思われます。(その他の特殊な付け方をしている方は私以上の変態です??)

その中から私は④のスペシャルパーツ武川のマグネシウムクラッチカバーを選択しました。
理由①オイルクーラー取出し口がある。(取出しパイプはオプション)
理由②オイルフィルターの追加設計(ノーマルには無い)
理由③オプションでオイルラインにサーモスタットが付けられオーバークールを防げる設計である。(サーモスタット本体はオプション)
クラッチカバーの取付については取説通りやれば出来るので割愛させていただきます。
XR100モタード 自作オイルクーラーブラケット。一応取付け取り外しを考えたステーに仕上げています。XR100モタード オイルクーラーのオイルラインホースの取り回し。実はクランクケースの前を通してホース自体を冷やす事も考えていたりして(笑)XR100モタード オイルクーラーのオイルラインの取り回しは上を通すか?シリンダー前を通すか?下を通すか?であったが、一番無難で効率の良さそうな下側を回しました。
オイルクーラー本体はサーク製4.5インチ10段(デイトナで販売しています。)を選びました。

但し、デイトナで販売されているオイルクーラーの10段のタイプは縦置きではなくシリンダーヘッドの前に付く横置きのスタイルになります。
(APEは縦置きOK!  XR100はシュラウドにあたるのでそれをクリアすれば… でも取付け位置はシリンダヘッドの前です。)
実はこのオイルクーラーの設置する位置はかなり悩みました。
通常販売されている物はシリンダーヘッドの真ん前に付ける物がほとんどでヘッド部を避けるように設計された物は調べる限り無かった。
基本的に空冷エンジンシリンダーヘッドに走行を当てないと冷えないと言う考えから画像の位置にステーを作製しました。
(結構位置的には厳しくてコレより上でも、下でも都合が悪かったのでこの位置に決めるまで結構悩みました。)
ステーさえ作ってしまえばあとはオイルラインホース、ホースバンドでつなげば完成です。
自分ではこの位置はストリートで使うには最高の取付け位置だと自我絶賛しております。(ちょっと言い過ぎかもしれませんね!)

XR100モタードのオイルクーラーコアガードはプロト製。フロントタイヤが小石を跳ね上げてオイルクーラー本体の破損を防ぐ為に付けています。あと武川からオプションで販売されているサーモスタットを取付ければオーバークールの心配から解放されます。前輪から巻き上げる石等からコア本体を守るコアガードはプロト製です。(ネジがメチャ多く取付けるのが ずごくめんどくさいです。)

オイルクーラーについては有るのと無いのでは大違いです。今の季節については、ハッキリ言って無くても良いと思います。
(通常だとオーバークールになる為)
但し、この武川のクラッチカバーにオプションで販売されているサーモスタットキットを付ければ1年中オイルクーラーを取付けたまま(オイルクーラー本体に風よけのカバーを付けることなく)走行出来ます。

オイルラインホースについては
ステンメッシュでアールズのフィティングを使いたかったのですが、ホースを作るのが面倒だった事と、お金が… 重たくなるのでゴムホースで十分です。

XR100モタードのオイルクーラー取付け編でした。(^o^)/~~

2007年2月14日水曜日

トリプルスクエアスイングアームの取付けついでにサスペンションリンク部の清掃とグリスアップを実施!

XR100モタードに Gクラフト トリプルスクエアスイングアーム 付けました。

先月に購入した、Gクラフト トリプルスクエアスイングアームをやっと取付けました。タイミング的にはエンジンを組み直ししたときに一緒に行いました。
XR100モタードのGクラフト トリプルスクエアスイングアーム取付け開始です。XR100モタードのGクラフト トリプルスクエアスイングアーム 2XR100モタードのリンク部分。ノーマル状態では最低必用源のグリスしか入っていませんXR100モタードのサスペンションリンク。洗浄後は「これでもかっ」と思える量をパンパンにグリスを詰め込み組み立てます。
基本的に交換作業は簡単な部類に入ると思いますが、メンテナンス・スタンドが無いとどうにもなりません。
取付で一番手間を食ったのがサスペンションリンク部の清掃と、グリスアップです。新車の時にバラしてやっておけば多少楽だったかのしれませんが結局今回になってしまいました。リンク部はさすがに原付な為ベアリングなど使っておらず、動きは非常に悪そうです。

組付けの際にはグリスはパンパンに詰めて組付けます。
また、組付け時忘れがちなのがチェーン引きのネジ部です。
ここにはネジの錆び&固着防止の為に ワコーズ スレッドコンパウンドの記事へ を塗っておきます。時間が経てば油分はさすがに飛びますが固着する事は無くなります。(今までにココのネジが固着してチェーン調整が出来ないのを何台か見ました。)
XR100モタードGクラフト トリプルスクエアスイングアーム取付け。チェーン引きの調整ネジにはカジリ防止の為にスレッドコンパウンドを塗って組み立てます。XR100モタードGクラフト トリプルスクエアスイングアームを車体にドッキングXR100モタードGクラフト トリプルスクエアスイングアーム取付け。ホイールを組めばほぼ完成に近くなります。XR100モタードのGクラフト トリプルスクエアスイングアーム取付け。ブレーキホース、チェーン等の取付け状態を確認して完成です。
組付け後、予想以上に車高が上がってしまったのが想定外の事でした。また、スイングアームの仕様で、付属のシャフトを使うのですが、シャフト全長が短くなってスイングアームエンド部の幅がコンパクトになって良い感じです。

スイングアーム交換した効果は……
スイマセン解りません m(_ _)m それより車高が上がった事によりフロント側に重心が移動したことの違和感が大きく多少乗り方を変えないと上手く走れなくなったのは事実です。たとえるとブレーキを掛けると軽くお尻が前にずれると言ったところです。

これからエンジンの慣らしとキャブセッティングのやり直しもあるので徐々に慣れていこうと思います。

ワコーズ スレッドコンパウンド
超耐熱潤滑剤の使用方法と効果

WAKO'S V170 THC超耐熱グリス スレッドコンパウンド


整備の際に必要不可欠な耐熱グリス ワコーズの略称 スレコン(スレッドコンパウンド)です。
主な用途としてボルト締結時の一定なトルク管理と、かじり、固着、焼付き、錆び防止の為に、ねじ山部に塗布しておきます。

私の場合は、何度も頻繁に外すネジ(含むナット)には必ず塗っておき ネジの痛みを防ぐのに使っている事が多いです。

例えば、XR100モタードだとサイドカバー、テールカウル、ガソリンタンク、シュラウド、フロントカウル等の脱着を頻繁におこなうところのボルト又はナットにヌリヌリしておきます。
プラグのネジ部に塗ってシリンダヘッドねじ山のカジリ防止にも役立ちます。
そうする事によって締結時の自分のミスでもネジが痛む可能性も減りますし、一度塗ってしまえば作業も効率的になります。

WAKO'SワコーズのTHCスレッドコンパウンドの使用方法としてはよく外すボルトナットに塗りつけてカジリ防止、錆び防止に使用します。品番 V170
品名 スレッド コンパウンド 超耐熱潤滑剤 (焼き付き防止剤)
価格 ¥2,000(税抜)
容量 100グラム
使用温度範囲は-30℃~850℃と 通常では ありえないほどの高温まで使用可能です。

以下メーカーの説明です。

●銅粉を主成分とした微粉末金属粒子であるため、高温下でも長期間にわたり、その性能を保持します。
●高価重を受けるネジ・摺動部等のカジリ・焼付を防止します。
●シール性に優れネジの締め付け軸力を一定に保つので組立精度が高くなり、また分解を容易にします。

主な使用場所
●マニホールド・マフラー・スパークプラグ・エンジンシリンダーヘッド等、高温部のネジのカジリ・焼付き防止。
●ディスク及びドラムブレーキのブレーキ周りの各金属部位。
●その他の高温高荷重のかかるボルト、ナット等のカジリ・焼付き防止。

WAKO'SワコーズTHCスレッドコンパウンド使用例です。
バラしたところのねじ山には必ず塗るようにしています。
以降の作業においてカジリ防止に役立ち外せなくネジは無くなります。 新車のうちからガンガン バラしてありとあらゆるボルト&ナットに塗っておくのがおすすめですが、現実的にはバラした箇所から必要に応じて塗っていけばgoodだと思います。
また、ブレーキパッドのバックプレート には鳴き防止剤として必ずヌリヌリします。
エキゾーストのスタッドボルトに塗っって焼付き防止剤として使うのも当然ですね。

※ 意外に効果的なのがNC30やNC35のプロアームタイプやスクーターのリヤホイールのサビによる固着防止に使う方法もかなりイケています。
(タイヤ交換で固着しちゃって外れない車両って意外に多かったりします。)

あと、ぶっちゃけたところですが、時間が経てば経つほどスレッドコンパウンドに含まれるグリス成分は段々と飛んでいき、パウダー状の主成分のみが残ります。
効果としてはあまりかわりませんが、グリス分がほとんど無いのでねじ山部にグリスを含んだネジを回す時のニュルっといった感覚はかなり薄れます。
また、錆び防止にも使えるのですが、主成分の色なのか解りませんが本商品の色は濃い茶色(焦茶色)なので塗った場所にはその色が付着する。
従ってねじ山以外の部分にはあまりおすすめ出来ないのも事実。

メーカーが一番の目的?として作った「超耐熱潤滑剤」としての使用方法より「固着防止剤」「ネジ部のさび防止剤」として使用する方が多いのも事実です。
スレッドコンパウンドこのスレッドコンパウンドの値段は¥2,100とグリスとしてはチョット高価な物ですが、ケミカル品としては超おすすめです。

個人で使うには1本買ってしまうと永久に有るんじゃないかなと思える量です。
出来れば1本の総量が1/4位(20g~25g)で値段が半分以下の小さい物が有ればもっと売れると思うんですけど…

しかもマヨネーズのキャップみたく少量も出せるフタがあると超便利なんですけどね!
スタンダードのキャップだと一度に出る量が多すぎて取り過ぎてウエスに拭ってしまう事もしばし有ります。

 
2007年2月13日火曜日

SP武川 スーパーヘッド ステージⅢ メッキシリンダー を組む

TAKEGAWA ボアアップキット 124㏄
XR100モタードに今回組み立てるSP武川のシリンダーヘッド、シリンダー、ピストンです。
ボアアップについては組むと言うか組み直しですね。
今回はシリンダーヘッド、シリンダー、ピストンが新品パーツになります。 
TAKEGAWAのスーパーヘッドとはいえポートの段付きは普通にあります。
また、バルブの摺り合わせは全くされていませんのでエンジンを組む前に一度組まれているバルブをバラし加工後リセットする必要があります。

XR100モタード用スーパーヘッドステージ3の吸気ポート画像XR100モタード用スーパーヘッドステージⅢ 排気ポート画像
但し、ポートの形状は良くできておりこれ以上いたずらに削る必要は全くありません。(私の使用用途が、ストリートオンリーなもので)なめらかにする程度です。しかし、インテークポートは相当吸気効率を考えた設計になっていると思います。マニホールド付近はφ30くらいあり、ノーマルのヘッドでは考えられないサイズです。

鏡面仕上げは基本的ににしません。レースをするのなら別ですが、私の中では過去の実績から時間をかけただけの効果は得られないのが普通です。また、今回組むシリンダーは最近発売されたメッキスリーブのタイプをチョイスしました。(このタイプは鋳鉄スリーブのシリンダーより放熱性が良く、耐摩耗性も優れているところがウリです。)
バラしたエンジンをフレームに乗っけたところxr100モタードエンジン組み立て完了です。
実際にエンジンを組む時間よりポートの段付き修正、バルブの摺り合わせバルブロッカーアームの逃げ修正の加工してる方が時間がかか っていることを報告しておきます。(バルブの摺り合わせは自分的には特に重要と思っているのでヘッドをバラした際はチェックを… 普通は無いと思いますけど)

毎回思いますが、組み終わって ・・・ 残っているネジが無くて良かった(^〇^)

エンジンを組む際、シリンダーヘッド ナット締結のトルク管理はしっかりしておいた方が良いです。
必ずトルクレンチを使って締めましょう。
4mini系のエンジンはスタッドボルトが長いので今回も、「あ~ネジが切れちゃう」と思いながらトルクレンチを使いながらシリンダーヘッドのナットを締め込んだのは言うまでもありません。

ストレート スイベル・スタビー・ラチェットレンチに
スナップオンの旧プラスチックグリップの装着

 なんちゃってスナップオン仕様

ストレートのスイベルラチェット+スナップオンのプラスチックグリップ今回のアイテムは安くて、程々のクオリティーの工具を提供していただけるストレート製スイベルスタビーラチェットレンチです。
品番 10-174
このラチェットは私が知る限りではスイベル式としては最短(全長95mm)でギヤ数も72枚とスペックは立派な物があり、やっぱり一番すごいのがお値段で¥2,300ナリ!激安です。

通常のスイベル型のラチェットは構造上、全長の長いものが多くバイクの整備にはどちらかといえば不向きで、購入の検討にも上がっていなかったのが事実でした。

ストレートのスイベルラチェット+スナップオンのプラスチックグリップへ交換です。さすがにこのラチェットを見た時このままじゃ短すぎるかな?と思いつつもスナップオンのプラスチックグリップを付ければ使いやすいかなぁ~と思い購入!
バックの白い画像は(販売されている商品)ストレートさんwebから拝借しました。(勝手にすいません。)

元々のストレートのラチェットグリップエンドは滑り止めの為にチョット膨らんでいます。
この部分をラチェットのソケットを使いつつボール盤で加えて出っ張りが無くなるように加工してSnap-onのグリップに挿入するための準備をします。
もちろんスナップオングリップ側も穴の拡大加工は必要です。
グリップ挿入時には2液性のエポキシ接着剤を使いました。(もちろん抜け防止の為です。)

スナップオンTH737との比較画像 最後の画像はSnap-onのTH737との比較です。
さすがにスナップオンはヘッド部が薄く優秀です。
さて、実際の使用感は?
自分で言うのも何ですがフィーリングはかなり良いです。
スナップオンのラチェットと比べるとヘッド部の作りのクオリティーは若干落ちますが、グリップを含めてもスナップオンTH737の1/2以下で買えるこのストレートのスイベル・スタビー・ラチェットレンチはおすすめであります。
ちなみに完成品の全長は140mm位でサイズ的に見てもベストな大きさでGoodっす!

2007年2月12日月曜日

チャンネルロック 546 スリップジョイントプライヤー
アメリカンテイストたっぷり?

CHANNELLOCK 6 inch Slip Joint Plier - Wire Cutting Shear


米国は チャンネルロック のプライヤーです。
アメリカでは有名?? スナップオンにもOEM生産しているようです。
日本での販売は スエカゲツール
が売れ筋を絞って販売していますので主要な物の入手は容易かと思います。

CHANNELLOCKチャンネルロック546プライヤーはグリップカラーが特徴的始めはもちろん「チャンネルロック」と言うメーカー自体 私も知りませんでしたが、プライヤーでウェブを(一生懸命?)調べていたら出てきたメーカーで、さらに調べると値段もそこそこ安い……

いつもの「ヤベー使ってみて~」って言うことでプライヤーの150㎜サイズを注文しました。

チャンネルロック
品番:546 スリップジョイントプライヤー
全長:170㎜(実寸)
重量:205g(実測値)

CHANNELLOCKチャンネルロック546プライヤーの先端の掴む部分はダイヤカット グリップの色が水色と他の工具には見ないのが若干新鮮??であり工具箱の中でどこにあるかすぐ解り、存在感があります。(^_^)
(HOZANの握り系商品はこの水色のアイテムがほとんどですが、電気系の作業は私は全くしないので…)

また、先端の掴む部分がダイヤカットと言うのでしょうか?通常のプライヤーは横に溝が切ってあるのに対し、網目状(格子状)に溝が切ってあって小さい物を掴むのに非常に有効です。

但し、やっぱり? アメリカンツール!!
作りが何となくワイルドで、手入れを怠るとすぐ錆びそうなのが実際のところ
実際このプライヤーはお値段から考えれば安いお買い物だと思います。

※Deenから そっくりの商品が販売されています。パクリ?かOEM?どちらなのか?

…知りたい(笑)

2007年2月11日日曜日

SP武川 スーパーヘッドステージ3 本当に個体差?なのかな

SP武川 スーパーヘッドステージ3

武川スーパーヘッドステージ3を組んだ際の失敗例です。

XR100モタード用SP武川スーパーヘッドステージ3 バルブスプリングリテーナー部分でロッカーアームと接触しリテーナー外周が削れてきています。こんな設計でいいのかtakegawa 画像はバルブスプリングリテーナーです。
リテーナーの外周が削れている(光っている部分)のがおわかりでしょうか?コレに気づいたのはヘッドカバーをJRPのオイルシャワーヘッドに交換するときでした。バルブロッカーアームと接触して削れてしまったのです。この辺のパーツは全て武川製の部品な訳で、なぜその様な設計になっているのか解りませんが当たらないように設計すべき場所です。非常に残念です。
(メーカーに確認するとアッサリ「削って使ってください。」でした。)

SP武川スーパーヘッドステージ3 バルブロッカーアームの加工。ベルトサンダーで削ってもたいした量を削る事は出来ませんし、活きよい良く削って熱を発生させる削り方はもっとダメこの状態で、気づいてからすでに1000キロは走行していたのでドキドキものです。スーパ ーヘッドのウィークポイントとしてこのチタンバルブスプリングリテーナーも消耗が早いらしくレース等(高回転で使用し続けると)バルブスプリングとの接触面が削れてバルブが落っこちる!事があるとか?無いとか?
結局対策としてはバルブロッカーアームの接触する部分を削ってしまえば良いのですが、この加工は手作業では半端ではありません。
電動工具かエアツールを使わないと時間と仕上げに問題が出ます。きっと?(画像は加工後の様子です。)

SP武川スーパーヘッドステージ3 バルブスプリングリテーナーとバルブロッカーアームのクリアランス。 加工後の組んだ状態です。微妙なクリアランスがありますが、このクリアランスではちょっと不安であったのでこの後さらに少し削って組付けました。(ちなみにこのヘッドは新品ヘッドです。)

私の場合結構早めに気づいたので大事に至りませんでしたが、これから組む方、組むときにチェックをしなかった方は見ておいた方が無難です。

2007年2月9日金曜日

PB SWISS TOOLS
PB 300-3 無反動ナイロンハンマー(プラハン)

PB SWISS TOOLS / PB BAUMANN プラスチック製無反動ハンマー


PB BAUMANN/PB SWISS TOOLSの(プラスチック)無反動ナイロンハンマーは別名ショックレスハンマーとも呼ばれていますたかがプラハンされどプラハンです。
PBのプラスチックハンマーは仕事仲間では有名
ある意味ハンマーの定番的なところです。

プラハンの使っていていいところは叩く対象物にキズが出来にくい事ですが、このPBのプラハンは無反動と言う事もありスチールハンマーの出番は ほとんどありません。
※打撃にパワーがあると言う事です。反発力があるプラハンに比べ相当な力で叩けます

PB BAUMANNのプラハンの内部構造は専用のワッシャーが移動して反動を打ち消す仕組みがスチールハンマーに匹敵するパワーを生み出す
品番:PB 300.3
品名:プラスチック製無反動ハンマー
全長:320㎜

そのパワーが掛けられる内部構造はイラストにて確認してください。※ヘッド内部のワッシャーが移動して反動を打ち消す構造になっています。他のメーカーは砂の様な物を重りにして移動させています。

比較品のvesselのプラハンもっとも一般的なタイプだが無反動タイプのPB SWISS TOOLSと比べるとパワーの差は歴然ハンドツールの中で「叩く」は、かなり基本になるので持っておいて損は無いと思います。
世の中には安い製品の物もあります(参考画像のベッセルがまさにそうです。)

ホームセンターで千円前後?で入手出来ます。もちろん無反動のタイプではないので叩くと跳ね返りがあります。

無反動のプラハンを知らなければ一生このハンマーで手が痛い思いをして叩いていたことでしょう。

このPBのプラハンは一度使えば、その効果は実感(体感?)できます。
超が付くくらい おすすめ です!

PB SWISS TOOL PB 300-3 無反動ナイロンハンマー の楽天最安値は?

2007年2月8日木曜日

XR100モタードのエンジン不調~ とりあえず腰上をバラしてみる。

武川 スーパーヘッド ステージ3

武川製スーパーヘッド ステージ3 ボアアップキットを使っていますが、
エンジンの調子が今ひとつ良くなかったのでエンジンを開けてみる事にしました。
※ 武川のボアアップキットはピストンが弱いらしく(強度がない?)定期的にチェックが必要とのウワサもあり、ピストンが割れてからでは遅いので…
今回の作業はピストンを交換するつもりで ピストンキットを用意し 取りかかったのですが…

エンジンを降ろすのは慣れたもので?
マフラー、外装品を外し、エンジン単体へ
XR100モタード用の武川シリンダー 圧縮もれスーパーヘッドステージ3( 知らない人もいるかもしれないので、あえて書いておきますが、このホンダの縦型エンジンは車体からエンジンを降ろさないとシリンダーヘッド、シリンダー、は外せません。(ToT) )
あとはサクサク、ヘッドカバー、カムシャフト、テンショナー、シリンダーヘッドのネジを外せばピストンとご対面!

なんですが、ピストンが見えた時点で、終了している部品がぁ~
素直なところ ちょっことは予想していたものの止まりました。
「あ~ぁ」って感じですか?
シリンダーが歪んでいて圧縮漏れをしていたのです。

XR100モタード用の武川ピストン スーパーヘッドステージ3こうなってしまうとシリンダーの上面を最小の範囲で面研しないと再使用出来ません。
マジで(ToT)です。

ピストンは外から見る限りではまだまだいけそうですが、せっかくバラしたのでピストンは交換します。
シリンダーが歪んだ原因は解りませんが、熱による歪み以外考えられません。
(機械加工品なので初めから歪んでいるとは考えにくいですが、材質や熱量など考えると)
部品は再手配しました。

2007年2月2日金曜日

バーコ のペンチ プライヤー ニッパ の基本的な工具
つかみ物?はさみ物?切る系

BAHCO 2628G-160 Combination pliers, 2430G-160 Snipe nose pliers, long,Hard steel wire, 2427G-160 Snipe nose pliers, bent tip 45°, 2101G-140 Side cutting pliers with progressive edge

BAHCO ペンチ、プライヤー、ニッパ、ラジオペンチ達。2628G-160強力ペンチ、2430G-160プライヤー、2427G-160先曲りプライヤー、2101G-140強力ニッパ バイクの作業以外においても頻度の高い「はさみ物」シリーズの紹介です。
プライヤー、ニッパにおいてはクニペックスの方が有名ですが、今回はあえてバーコです。

まず、サイズについてですが、大きすぎず、小さすぎず、のところが、作業性に一番良いと思います。
日本人の手のサイズですと140mmから180mmくらいがベストかと
また、明らかに力が必要な場合は使用する物に対してサイズは選ぶ必要性がありますのでサイズ選びには注意が必要です。

で、私の場合は通常の物はすべて160mmサイズ以下の物でそろえています。過去に会社で200mmサイズのKNIPEXのニッパを使用していましたが、軽い力で対象物はカット出来るものの さすがに大きく扱いに苦労したのを覚えています。(最悪でした)
BAHCO(バーコ)のペンチ、プライヤー、ニッパ、ラジオペンチ達。画像は2628G-160の強力ペンチ。標準でリターンスプリングのON/OFF切り替えが出来るので非常に便利だし重宝します。BAHCO ペンチ、プライヤー、ニッパ、ラジオペンチ。画像は2628G-160の強力ペンチ。単純な機能なんですけど何度も繰り返し作業をする時はあれば便利です。
バーコのはさみ物系で良いところは握りやすい「エルゴグリップ」である事と、握り戻しのスプリングのON・OFFの切替えが出来る事ですね。(最近クニペックスでも同仕様の商品が発売されています。)

bahcoバーコ2101G-140強力ニッパの刃の立て方が特殊で先端に行く程刃が立ててあり、1種類のニッパで細い物から太い物まで切れるように設計されています。あともう一つ バーコのニッパですが刃の立て方が変わっていて、先端に行く程 刃が立ててあり、1種類のニッパで細い物から太い物まで切れるように設計されています。
ちなみに2101G-140の物で最大1.8mm(ピアノ線OK!)まで切れる様です。

私が持っているサイズは160mm以下と書きましたが、160mm(ニッパは140)でも全長はバラバラです。
bahco2430G-160プライヤーと2427G-160先曲りプライヤーのストレートと先曲がりの違い。プライヤーは日本語になるとラジオペンチ。先曲りラジオペンチが意外に使いやすい何が基準で140、160、180のサイズを決めているか解りませんが、実寸を書いておきます。

2628G-160 強力ペンチ  全長=167mm
2430G-160 プライヤー  全長=188mm
2427G-160 先曲りプライヤー 全長=168mm
2101G-140 強力ニッパ  全長=152mm

実際使っていて使用に不満が出る事はありませんが、同じ使い方をするならクニペックスの方が持ちが(耐久性)いい様に感じます。