2007年2月14日水曜日

トリプルスクエアスイングアームの取付けついでにサスペンションリンク部の清掃とグリスアップを実施!

XR100モタードに Gクラフト トリプルスクエアスイングアーム 付けました。

先月に購入した、Gクラフト トリプルスクエアスイングアームをやっと取付けました。タイミング的にはエンジンを組み直ししたときに一緒に行いました。
XR100モタードのGクラフト トリプルスクエアスイングアーム取付け開始です。XR100モタードのGクラフト トリプルスクエアスイングアーム 2XR100モタードのリンク部分。ノーマル状態では最低必用源のグリスしか入っていませんXR100モタードのサスペンションリンク。洗浄後は「これでもかっ」と思える量をパンパンにグリスを詰め込み組み立てます。
基本的に交換作業は簡単な部類に入ると思いますが、メンテナンス・スタンドが無いとどうにもなりません。
取付で一番手間を食ったのがサスペンションリンク部の清掃と、グリスアップです。新車の時にバラしてやっておけば多少楽だったかのしれませんが結局今回になってしまいました。リンク部はさすがに原付な為ベアリングなど使っておらず、動きは非常に悪そうです。

組付けの際にはグリスはパンパンに詰めて組付けます。
また、組付け時忘れがちなのがチェーン引きのネジ部です。
ここにはネジの錆び&固着防止の為に ワコーズ スレッドコンパウンドの記事へ を塗っておきます。時間が経てば油分はさすがに飛びますが固着する事は無くなります。(今までにココのネジが固着してチェーン調整が出来ないのを何台か見ました。)
XR100モタードGクラフト トリプルスクエアスイングアーム取付け。チェーン引きの調整ネジにはカジリ防止の為にスレッドコンパウンドを塗って組み立てます。XR100モタードGクラフト トリプルスクエアスイングアームを車体にドッキングXR100モタードGクラフト トリプルスクエアスイングアーム取付け。ホイールを組めばほぼ完成に近くなります。XR100モタードのGクラフト トリプルスクエアスイングアーム取付け。ブレーキホース、チェーン等の取付け状態を確認して完成です。
組付け後、予想以上に車高が上がってしまったのが想定外の事でした。また、スイングアームの仕様で、付属のシャフトを使うのですが、シャフト全長が短くなってスイングアームエンド部の幅がコンパクトになって良い感じです。

スイングアーム交換した効果は……
スイマセン解りません m(_ _)m それより車高が上がった事によりフロント側に重心が移動したことの違和感が大きく多少乗り方を変えないと上手く走れなくなったのは事実です。たとえるとブレーキを掛けると軽くお尻が前にずれると言ったところです。

これからエンジンの慣らしとキャブセッティングのやり直しもあるので徐々に慣れていこうと思います。

ワコーズ スレッドコンパウンド
超耐熱潤滑剤の使用方法と効果

WAKO'S V170 THC超耐熱グリス スレッドコンパウンド


整備の際に必要不可欠な耐熱グリス ワコーズの略称 スレコン(スレッドコンパウンド)です。
主な用途としてボルト締結時の一定なトルク管理と、かじり、固着、焼付き、錆び防止の為に、ねじ山部に塗布しておきます。

私の場合は、何度も頻繁に外すネジ(含むナット)には必ず塗っておき ネジの痛みを防ぐのに使っている事が多いです。

例えば、XR100モタードだとサイドカバー、テールカウル、ガソリンタンク、シュラウド、フロントカウル等の脱着を頻繁におこなうところのボルト又はナットにヌリヌリしておきます。
プラグのネジ部に塗ってシリンダヘッドねじ山のカジリ防止にも役立ちます。
そうする事によって締結時の自分のミスでもネジが痛む可能性も減りますし、一度塗ってしまえば作業も効率的になります。

WAKO'SワコーズのTHCスレッドコンパウンドの使用方法としてはよく外すボルトナットに塗りつけてカジリ防止、錆び防止に使用します。品番 V170
品名 スレッド コンパウンド 超耐熱潤滑剤 (焼き付き防止剤)
価格 ¥2,000(税抜)
容量 100グラム
使用温度範囲は-30℃~850℃と 通常では ありえないほどの高温まで使用可能です。

以下メーカーの説明です。

●銅粉を主成分とした微粉末金属粒子であるため、高温下でも長期間にわたり、その性能を保持します。
●高価重を受けるネジ・摺動部等のカジリ・焼付を防止します。
●シール性に優れネジの締め付け軸力を一定に保つので組立精度が高くなり、また分解を容易にします。

主な使用場所
●マニホールド・マフラー・スパークプラグ・エンジンシリンダーヘッド等、高温部のネジのカジリ・焼付き防止。
●ディスク及びドラムブレーキのブレーキ周りの各金属部位。
●その他の高温高荷重のかかるボルト、ナット等のカジリ・焼付き防止。

WAKO'SワコーズTHCスレッドコンパウンド使用例です。
バラしたところのねじ山には必ず塗るようにしています。
以降の作業においてカジリ防止に役立ち外せなくネジは無くなります。 新車のうちからガンガン バラしてありとあらゆるボルト&ナットに塗っておくのがおすすめですが、現実的にはバラした箇所から必要に応じて塗っていけばgoodだと思います。
また、ブレーキパッドのバックプレート には鳴き防止剤として必ずヌリヌリします。
エキゾーストのスタッドボルトに塗っって焼付き防止剤として使うのも当然ですね。

※ 意外に効果的なのがNC30やNC35のプロアームタイプやスクーターのリヤホイールのサビによる固着防止に使う方法もかなりイケています。
(タイヤ交換で固着しちゃって外れない車両って意外に多かったりします。)

あと、ぶっちゃけたところですが、時間が経てば経つほどスレッドコンパウンドに含まれるグリス成分は段々と飛んでいき、パウダー状の主成分のみが残ります。
効果としてはあまりかわりませんが、グリス分がほとんど無いのでねじ山部にグリスを含んだネジを回す時のニュルっといった感覚はかなり薄れます。
また、錆び防止にも使えるのですが、主成分の色なのか解りませんが本商品の色は濃い茶色(焦茶色)なので塗った場所にはその色が付着する。
従ってねじ山以外の部分にはあまりおすすめ出来ないのも事実。

メーカーが一番の目的?として作った「超耐熱潤滑剤」としての使用方法より「固着防止剤」「ネジ部のさび防止剤」として使用する方が多いのも事実です。
スレッドコンパウンドこのスレッドコンパウンドの値段は¥2,100とグリスとしてはチョット高価な物ですが、ケミカル品としては超おすすめです。

個人で使うには1本買ってしまうと永久に有るんじゃないかなと思える量です。
出来れば1本の総量が1/4位(20g~25g)で値段が半分以下の小さい物が有ればもっと売れると思うんですけど…

しかもマヨネーズのキャップみたく少量も出せるフタがあると超便利なんですけどね!
スタンダードのキャップだと一度に出る量が多すぎて取り過ぎてウエスに拭ってしまう事もしばし有ります。