2007年4月27日金曜日

XR100モタードのフロントフォークオイルの交換 + NSR-miniシートパイプ + ABSO-R (サービスデータが無くて困りました)

XR100モタード サービスデータ フロントフォークオイル量


以前の話になってしまいますが、XR100モタードでフロントフォークオイルの交換をしようと いろいろサービスデータを探しまくりましたが、何処にもその手の資料をアップしている所 がありませんでした。
何も隠す事は無いと思いますので書いておきます。(ブログを始める前の事なので作業中の画像はありません。)

xr100モタードのフロントフォークオイル交換時&オーバーホール時のオイル量データは?O/H主要諸元 サービスデーター
XR100モタード フロントフォーク サービスデータ
・ホンダウルトラクッションオイル10号
・オイル容量 187cc ±1.0㏄
・油面高さ  110㎜


で、結局サービスデータの仕入先はHONDA(ホンダモーターサイクルジャパン)に電話して確認しました。
※ web上を何時間も捜した揚げ句、正確な情報は電話で2分でした。 トホホッ…
全く役に立たなかった XR50/100モタード 取扱説明書 (←ホンダのサイトPDFです。)

おまけ
私がフロントフォークオイルの交換をしようと思ったのはNSR-miniシートパイプを入れてみたかったからです。
このNSR-miniのシートパイプは、市販のものでは伸び側の穴径が最小に作られており、組み換えるのみで、その効果もすぐ体感出来る?
※ シートパイプを交換する場合は併せてロックピースも交換する必要がありますのでご注意ください。+ドレンパッキンも!!
ついでにフォークオイルは評判の良い 円陣家至高ABSO-R をおごってみました。

交換後の結果は?
ずばり!! レーサーで無いので解りません。m(_ _)m

効果としてはNSR-miniのシートパイプを使う事により戻り側のダンピングを強くしようとした事と、ABSOのフォークオイルでフロントフォークの早い動きに対してダンピングを強くしようとした事ですが、「硬くなったのは解るのですが、良くなったのかは解りません」が答えですかね。
但し、ガチガチに硬くした訳でないのでコーナリング中にタイヤが逃げる等の症状は無く普通に乗れています。

さらに おまけ
フロントフォークからオイルが漏れた場合は基本的にケミカル(グリス等)を塗布しても直ることはありません。(ごくまれにオイルシールとインナーチューブ間にホコリ等の小さいゴミが入り込む事があり、漏れを発生させる事がありますが…)
オイルシールとダストシールを同時交換する必要があります。


また、交換の際にはインナーチューブにキズが無いかもチェックする必要があります。
インナーチューブ表面にキズや錆がある場合、程度にもよりますが、交換しても「草臥れ儲けの骨折り損」になりますので…
交換の際は、スライドメタルやオイルシールを止めているクリップ、Oリング等も一緒に交換することをお忘れ無く!


2008/03/05 追記
APE100 のフロントフォークデータも解かりましたので書いておきます。
・ホンダウルトラクッションオイル10号
・オイル容量 174cc ±2.5㏄
・油面高さ  131㎜

です。参考になる人は何人いるかな?

2007年4月26日木曜日

クニペックス 8603-250 プライヤーレンチでも回らないものは回らない。それでもあると便利!

KNIPEX Pliers Wrenches


発売当初 「コレはスゲー!」と思った逸品である。
KNIPEX8603-250クニペックスプライヤーレンチ発売当初からコレがあったらモンキー要らないじゃんって思っています。事実モンキーが登場した事はあまり記憶には無い それはクニペックスプライヤーレンチ
「コレがあればモンキーは不要です」だとか、口が平行に動き「対象物にキズが付かない!」とか、「モンキーの様に抜差しせず連続作業が可能!」等、いろいろ良いところずくめに説明を書かれたりしていました。
こんな文面を見たら買わずにはいられなかったのです。

まず、サイズ選びですが、コレは例によって大きすぎず、小さすぎずが、基本でモンキーの変わりに使う事を考えて250㎜サイズを選択しました。
KNIPEX8603-250クニペックスプライヤーレンチ。レンチでありながらクオリティーの高さに脱帽です。ちなみにサイズ設定は全長が180㎜(35㎜)、250㎜(46㎜)、300㎜(60㎜)の3種類です。( )内の数字は最大使用可能寸法ですが、250㎜の物でも46㎜まで掴めます。
バイクで こんなでっかいボルト、ナットはバイクでは まず出会う事はないでしょう。
メインの調整機構も良く出来ていていますが、尋常でない力をかけた時、割れないかチョット心配です。(メーカーも強度については考えているでしょうから問題ないとは思います。)

問題はひとつ、その価格です。意外に高いでのす(笑)


それでは KNIPEX メーカーサイトより うんちくを
★特許製品のプライヤーレンチは着脱・掴む・保持できる万能ツール。しかもボタンでクイック調整できます。高いレバー比、平行なあごと無段階調整機構で工作物を遊び無くしっかりと傷めずに掴みます。 

・対象物を掴む、保持する、押し付ける、曲げる作業に卓抜した性能を発揮します。
・表面処理された水栓等を傷めずに工事できます。
・面全体にぴったり接触しガタが無いので、敏感な水栓の角を傷めません。
・直接対象物でボタンを押せばクイック調節できます。
・くわえ部の調節がずれたり、支点がが滑ったりしません。
・全種類のスパナを代替します。
・あご部分が平行にスライドするために、仕様の最大開口幅まではどの幅でも掴めます。
・くわえ部の動きとラチェット機構がかみ合ってねじをすばやく着脱できます。
・握力を10倍に増幅した強い保持力


KNIPEXサイト プライヤーレンチ のページ へ

でっ 実際の使用感は?
モンキーの変わりになるかの回答としては  …なる? と言ったところです。
モンキー自体 登場回数が少ないのでなんとも言い難いところですが、アゴの調整はモンキーより簡単ですし、ネジを痛めず早く回せる事に間違えは無いでしょう。


それよりも ひとつだけ解っている事はメーカーの説明文にある様に あご部が平行に動き対象物の面全体に 当たり、回す事が出来る事です。(実はココがオチなのです。)
対辺24㎜位のブルーアルマイトのアルミボルトでした。
まあ、このプライヤーレンチで回せば「キズは付かないだろう」と安易に手に取り最後の本締めのみ「キュッ」と締めました。(-_-;)
何が起きたかと言いますと…
掴んだ2面の位置のアルマイトが剥げかかっていたのです
これほど平行に対象物をぴったり掴みその面全体のアルマイトが痛むまで当たるとは思ってもいませんでした。
次回以降は ウエス等を噛ませて回しているのは言うまでもありません。



KNIPEX8603-180クニペックスプライヤーレンチ。このサイズでもの凄いクオリティー小さくたって作りはしっかりしています。実際に使っている中で一番多い用途はステーの曲げ加工です。
簡単に掴め、掴み直しも簡単に出来 キズもほとんど付かず非常に重宝しています。
※カラーアルマイト製品には要注意ですが


調子に乗って全長180㎜(品番8603-180)の物も持っています。(^O^)
でも登場回数は全長250㎜の物より さらに少なかったりして…


2013/04/29追記
サイズは150㎜(27㎜)のものが追加された様です。
サイズ設定が広がるのは大歓迎です。使う人によって対象ねじサイズは様々ですからね。


2007年4月23日月曜日

ファコム ファーストアクション 40Rシリーズ コンビネーションレンチ

今はすでに手放してしまった工具ですが、古い画像が出てきたので紹介したいと思います。

ファコムのファーストアクションレンチ このレンチはコンビネーションレンチの中でも変わりネタですが、素早くナットを回す事を考えて作られたレンチで、
その名も「ファーストアクションレンチ!」
画像を見ていただければ、ある程度お解りかと思いますが、オープンエンド部が特殊な形状をしてボルト・ナットを早回し出来る様に設計されたレンチです。
このデザイン過激で最高ですよね!

facom のメーカーうんちく

ファコム ファーストアクションレンチの仕組み コンビネーションレンチの利点である小スペース性とラチェットレンチの利点である連続回転作業を合わせ持った画期的なレンチです。

従来のコンビネーションレンチのように、締付け、緩め作業の1ストロークごとにレン チをボルト・ナットから引き抜くことなく、ラチェットのように連続的な作業が可能です。
ファコム ファーストアクションレンチ
またオープンエンド部分は、通常タイプより1ヵ所多い3ヵ所の支点でボルト・ナットの’面’を捕らえるため、パワフルにトルクが伝達され、しかも、ボルト・ナットを傷める事もありません。
(ホント かっ?…)


でも 今は売却してしまって手元にありません。
ん~ 何で手放してしまったんだろうか?

…やはり理由はあります。
facomファーストアクションレンチ
安直に使わなかったからです。
使わなかったといっても、全く使わなかった訳ではありません。
数回は使いました。→イライラしながら

通常「このネジはあのレンチで回そう」と考えながら工具を手に取りますが、このファーストアクションレンチが、その選択に出てくる事があまりに少なかっただけです。
このレンチは、構造上トルク(パワー)を必要とする場所には多少不安がありました。
上記のイラストでも解る様に締付け時は3点支持の構造で出来ていて通常のオープンエンドのレンチと違い常にナットにレンチが奥まで接していないと空回りしてしまう点です。
それと一番の欠点として 当たり前の話だがオープンレンチだという事!1ストローク最低60°の角度で(次は120°その次は180°…)回さないといけないのがいけない。
(-_-;)
早回しをしようと思えば思うほどゆっくり回していました。急ぐと空回りしてしまうのです。(急いで回そうとすると1ストローク以上、以下の角度で回そうとしてナットに引っかからないのです。)
早回しって大変です。要領をつかめば使いやすいのかも知れませんが…

2007年4月19日木曜日

ワコーズ V250 SGシリコーングリース
は耐熱に優れたほとんどの場所で活躍するグリスです。

WAKO'S V250 SILICONE GREASE


ワコーズ シリコーングリース・シリコングリス。ほどよい堅さで使いやすいグリスだと思います。 普通のグリスから比べれば、ちょっと高級なグリス。
ちょっとって どの位かと言いますと比べる商品にもよりますが、普通のグリスから考えて2倍から5倍くらいのお値段ですかね?

ワコーズ シリコングリス
(ワコーズの正式名称はシリコーングリース
品番 V250  定価¥2,415

主な用途としてはオイルシールOリングマスターシリンダーのピストンカップ摺動面など ゴムプラスチック樹脂にも有効なグリスであり、使用温度範囲も広く
(-30°~+220°)酸化安定性、耐水性、せん断安定性にも優れたグリスであり、ディスクブレーキのバックプレートにも使用可能です。
(間違ってもブレーキパッドの表面に塗ってはいけません。)

シリコングリスは、普通の万能グリスとうたっているグリスより その効果は長く持続し、エンジンオイルで例えるなら 科学 化学合成オイルとでも言っておけば解りやすいと思います。
使用温度の幅も広いのでエンジン周辺に使用しても溶け出して流れる事はほとんどありませんので、私の場合自分のバイクなら何処でも使っちゃいます。
(オイル分が飛びにくいのでグリスとしての役目も長期間に渡り保持出来ます。)

基本的に万能グリスがOKの場所でシリコングリスが不可の場所は無い。
しいて言えばこのグリスは普通のグリスと比べるとちょっと固いところですかね。

私は、商品の説明にあるようにオイルシールや、Oリング等のゴム、樹脂部品また、もったいないですけど金属部分でグリスの塗布が必要な場所には全てコレを使っています。(ちなみに普通のグリスは持っていません。)

また、ねじ部などのかじりが発生する場所には以前に紹介させていただいた。WAKO'S(ワコーズ) V170 THC スレッド コンパウンド (超耐熱潤滑剤)を使っています。

基本的にグリスについてはこの2つあればバイクいじりには十分だと思っています。


現行のワコーズ シリコーングリースは
V251 スーパーシリコーングリースに変更になっています。
使用出来る温度範囲も-30°~+220°から-40°~280°と大幅に向上しましたね。

 
2007年4月12日木曜日

スナップオンPRH12
コンバーティブル スナップリング プライヤー

Snap-on Pliers, Retaining Ring, Fixed Tip, Convertible, 18°/.038" tips


オートバイいじりに最適なスナップリングプライヤーは? 第3弾  最終章?

スナップオン のコンバーティブル スナップリング プライヤー
コンバーティブル??の意味として「形を変えて使用出来る」や「折りたたみ式の幌(自動車の)」らしいが、
日本語的に言えばリバーシブルの方が解りやすいと思いますが、リバーシブルだと表裏、今回のスナップリング プライヤーは穴軸??リバーシブルと呼んでいいのか?…
また、私自身どちらかといえばアンチスナップオンの為、このスナップリングプライヤーに、たどり着くのには時間がかかってしまった事は言うまでもありません。 (^~^;

snap-onスナップオン PRH12 スナップリングプライヤーは先端部もスリムに出来ていてバイクのマスターシリンダーにも使用可能なコンパクトさがある優れもので1本持つならコレですね。 スナップオン 品番 PRH12 このシリーズの最小のモデルであり バイクいじりには たま~に必要でありますので必要不可欠です。

しかも重要なのは穴用のタイプで軸用はさほど問題になることは多くないはずです。穴用、軸用を1本ずつもっても構わないが、収納面で不利になるので軸穴兼用出来た方が良い訳です。

また、先端の曲げ角度が18°になっておりこの角度が絶妙?とまでは言わないが微妙に良い曲りなのと、先端部分の根元に近い場所までスリムな作りが、かなり良さげで使える工具です。(車両により この細さでも使えないのが有るかもしれません。その場合はご了承ください。)

snap-onスナップオン PRH12 スナップリングプライヤー穴用として使う場合ちなみに使用可能の寸法は軸穴共に1/8インチ~1インチなので、ミリ換算すると3.175㎜~25.4㎜の径の物になります。

当ブログでも紹介した。XR100モタードの ブレーキホース交換 時にマスターシリンダーのピストン部のグリスアップ(オーバーホール)も難なく出来ました。\(^o^)/
snap-onスナップオン PRH12 スナップリングプライヤーの軸用として使う場合
穴用、軸用の切替えも簡単でプッシュボタンを押しながら摘みを回せばワンタッチ感覚で切替えが出来ます。
(切替え時、若干のコツはいりますが、本当に若干です。この機能を考えたヤツ本当にエライと思います。)

まだ、この先もっといいスナップリングプライヤーに出会うかも知れませんが、今現在ファースト スナップリングプライヤーを持つなら実におすすめな逸品です。
snap-onスナップオン PRH12 スナップリングプライヤー。プッシュボタンを押しながらツマミを回せば軸穴の切り替えが簡単に出来ます。まずはコレを買って、ダメなサイズが出てきたら追加で購入する事を考えれば良いのではと思います。
(追記 2007/04/19 先日FTR223のリヤスプロケットを交換する時でっかい軸用のスナップリングが出てきました。おそらくφ60程はあったでしょう。無論使用出来ませんでした。はハはっは…)

このスナップリングプライヤーはココのメーカーで作っているみたいですが知っている人いますか?先日紹介した、macと同じ物もあるし、今回のスナップオンの物も作っています。

スナップリングプライヤーの過去のブログ
BAHCO 2928-200 スナップリング プライヤー
KNIPEX スナップリングプライヤー