2007年9月18日火曜日

オイルクーラーの油温が下がらなかったのは、 オイルがまわっていなかったのが原因でした。
対策し解決です!

武川マグネシウムクラッチカバー用サーモスタット と オイルホールプラグXR100モタード・カスタム失敗編 (o´_`o)

先日の記事で、(オイルクーラーの効果がうすい?)
武川のクラッチカバー用のサーモスタットのチェックはするが、サーモスタット自体は壊れていなかった?

では原因は何だろう?それからイロイロやってみました。

武川のマグネシウムクラッチカバーにはオイルホールプラグなる部品が付属で同梱しており、サーモスタットを使用しない場合は、そのオイルホールプラグを取り付け常にオイルクーラーにオイルを流す構造になっています。

そのオイルホールプラグを使用した場合とサーモスタットを使用している時と油温については全く変化がありませんでした。
途中、クッキング温度計 を買ったりしてチェックをしてみたりもしましたが、とりあえず解決に至ったのでUPします。


結果から言いますと
武川のクラッチカバーを付けてオイルクーラーを付けるとオイルクーラーにオイルが回らないのが最終結果です。
※回らないと言っても微量は回っているようですが、メーカーの言い訳程度だと思います。
武川ではこれで良しと判断して商品として販売していますが、私が思うにはオイルポンプを通過後、武川のマグネシウムクラッチカバーを通過するオイルは全体の10%に満たないのではないかと…?
残りの90%はマグネシウムクラッチカバーをスルーし、直接シリンダーのオイルラインを通過して、シリンダーヘッドへ行きます。
もともと その10%分の弱い油圧でクランクシャフトの潤滑をさせていたのですが、オイルフィルターを通過させる事によってさらに抵抗となり実質ノーマルのクラッチカバーよりオイル量そのものは少くなっていたかもしれません。
(クランクシャフト壊れなくて良かった。)

つまり武川のマグネシウムクラッチカバーを使ってのオイルクーラー取付はあまり良くなかった事になります。(ホントに!)
安直に油温計の温度は130℃近く上がっても、オイルクーラーは手で触れる??こんなに少量しかオイルが循環していないならオイルクーラーを付ける意味があまりないですよね。
武川に電話をして確認したら正常です。コレで良いそうです。(あり得ません!)そしていろいろ調べました。(=`~´=)

対策として やった事(解決方法です。)
クランクケースのオイルラインに部品を追加しオイルポンプ通過後のオイルは全て(100%)武川のマグネシウムクラッチカバーを通過させる事です。
(オイルラインの変更には、ちょっとした部品の加工&取付が必要です。)
私の場合は、手元にあった硬質樹脂をクランクケースの溝に合わせ削り、最後に液状ガスケットでオイルが通過しないように完全に塞ぎ取り付けしました。
(壁を作る様な感じです。)

今回の作業で自分では画像は撮りませんでしたが、参考にさせていただいたのが、ランクルさん の「オイルフィルターの装着」です。(XLR80Rでレストアをされていて感心する記事がいっぱいあります。特に電機系はすごすぎです。)

記事の内容はオイルフィルターを取り付ける為にドリーム50のクラッチカバーを使い問題点をどう解決するかの内容が書かれていますが、目的は違えどクラッチカバーを交換する事によって、オイルラインの変更をしなくてはいけないのは一緒なので非常に参考になりました。

xr100モタードのオイルラインの追加加工 今回のオイルラインの加工位置は画像ののクランククランクケース内です。このオイルラインの変更によりオイルクーラーには熱いオイルが循環するようになりました。(今度は熱くて触れません。)
こんな事に早く気づかなかった私はオバカですね!
気になる加工後の油温は最高で105℃位で止まる様になりました。今まで最高140℃近くまで油温が上がっていたので、よくよく考えるとその時点でオイル死亡ですね。
今は、信号待ちで油温が上がっても走行風での油温下降がハッキリ解るようになりました。

良かったです。O(≧∇≦)O
ちなみに上記の症状はxr100モタードとape100は共通みたいです。
50のクランクケースにはこの加工は必要ありません。

武川さんは(部品を追加するのは無理にしろ)情報は公開すべきだと思います。

2007年10月14日追記
オイルラインの変更の画像アップしました。
平成19年10月14日(日)のブログをご覧ください。