Facom・nepros・HAZET 1/2sqラチェットレンチ比較
先日まで紹介させて頂きました。ハゼット、ファコム、ネプロスのラチェットレンチ1/2sqの比較をしてみたいと思います。
まずはヘッド部の寸法測定から(先日紹介した Mitutoyoデジタルノギス にて測定)
メーカー | ヘッド幅 | ヘッド厚さ | ヘッド全高 |
---|---|---|---|
ハゼット | 38.11mm | 27.90mm | 43.76mm |
ファコム | 38.13mm | 25.85mm | 41.96mm |
ネプロス | 39.93mm | 19.60mm | 33.80mm |
まずはヘッド幅ですが、見た目はぶっちぎりでネプロスが一番幅があるように見えますが、実寸では約2ミリ大きいだけ(縦幅は基準がとれないため測定はしていませんが、コレはぶっちぎりでネプロスが一番デカイです。)
それよりも驚くのはヘッドの全高でハゼットとネプロスでは約10ミリの差がある。10ミリって1㎝ですから その差はメチャメチャ大きいです。
でもこのサイズのラチェットは小ささ(薄さ)を競うサイズではないので問題は無いですが、見た目の差は本当にビツクリする程の差がありますょ!
確かにハゼットとファコムは内歯式のラチェットなので大したサイズの差はありませんが、外歯式のネプロスはその薄さの差がハッキリと解ります。(横から見たときのネプロスの薄さは本当にこの差は何と思うくらい違いがあります。)
そして当ブログで私が一番のポイントとしているのが使用時のフィーリングです。
ファコム(S.161)は 以前の記事 で書きましたが、プラスチックグリップ&72枚ギヤのカリカリ感の最高のラチェットなのですが、ソケットの差込み&取外しが異常に堅くココが嫌になってXになりました。(ソケットの抜き差しに時間がかかるのはイラつきます。)
グリップの握り心地は最高によいです。
人ってわがままなものでちょっとしたところが気にくわないと大きなウイークポイントに思ってしまうのです。(T_T)
(注)スナップオンのラチェットにはこの事例が多いです。購入して何本かは即!売却しました。(^~^)
ネプロス(NBR4UN) については36枚ギヤであるが、いたって普通に使えるもののグリップはそのままの鉄!
(スチールにメッキ処理はされていますが)
解ってはいたもののプラスチックグリップと比べるとコレ程違う物かと…
サイズ的にトルクをかける事が多いだけに早期の段階からやっぱりプラスチックグリップじゃないとダメかな?と思った。
それとブツが大きいだけに NBR3UN のバランスと比べると若干劣るかなとも思えてしまう。決して悪いラチェットではないのだが…
ハゼット(916F) については72枚ギヤ&プラスチックグリップで今のところ問題もなく使い始めたところだが、ファコムとの大きな違いはソケットの抜差しがプッシュ式 (ネプロスのユニオン機構と同じ) なのでラクチンに出来る。
また、ラチェットヘッドのセンターがオフセットされた設計になっており(HAZET 8816F 863F 共通設計)ショートタイプのソケットとの相性は抜群である。
フィーリングも良く今のところ1/2"のベストラチェットではないかと思っている。( グリスアップ後の使用感 はさらによくなりました。)
但し、新型グリップのツートンカラーがイタダケない(-_-メ)
この世には沢山のメーカーのラチェットが存在しますが、これから購入される方のひとつのサンプルになればと思いましたが、どうでしょうか?