武川スーパーヘッドステージ3を組んだ際の失敗例です。
画像はバルブスプリングリテーナーです。
リテーナーの外周が削れている(光っている部分)のがおわかりでしょうか?コレに気づいたのはヘッドカバーをJRPのオイルシャワーヘッドに交換するときでした。バルブロッカーアームと接触して削れてしまったのです。この辺のパーツは全て武川製の部品な訳で、なぜその様な設計になっているのか解りませんが当たらないように設計すべき場所です。非常に残念です。
(メーカーに確認するとアッサリ「削って使ってください。」でした。)
この状態で、気づいてからすでに1000キロは走行していたのでドキドキものです。スーパ ーヘッドのウィークポイントとしてこのチタンバルブスプリングリテーナーも消耗が早いらしくレース等(高回転で使用し続けると)バルブスプリングとの接触面が削れてバルブが落っこちる!事があるとか?無いとか?
結局対策としてはバルブロッカーアームの接触する部分を削ってしまえば良いのですが、この加工は手作業では半端ではありません。
電動工具かエアツールを使わないと時間と仕上げに問題が出ます。きっと?(画像は加工後の様子です。)
加工後の組んだ状態です。微妙なクリアランスがありますが、このクリアランスではちょっと不安であったのでこの後さらに少し削って組付けました。(ちなみにこのヘッドは新品ヘッドです。)
私の場合結構早めに気づいたので大事に至りませんでしたが、これから組む方、組むときにチェックをしなかった方は見ておいた方が無難です。