この制振材として最もよく使われているのがレアルシルトとレジェトレックスのどちらかです。
どちらのシートが どのくらい良いのでしょうか?効果は どの程度違うのでしょうか?
また、鉛シートを使う方もいるようですが、シートの厚みと接着材によって制振効果は大きく変わりますので今回は省きます。
個人的な意見ですので参考程度までに!購入の際は自己責任でお願いします。
積水化学工業(株) レアルシルト
販売元 E:S Corporation
自動車用の制振材でベースは同社のカルムーンシート(建築用)
素材は金属層(アルミ)に制振樹脂+粘着剤を貼り合わせた構成で、「制振樹脂が振動エネルギーを熱エネルギーに変換して吸収」ってホントかなぁ~
レアルシルトにはスタンダードのブルーカラーのレアルシルトと認定ショップだけが施工出来るブラックカラーのレアルシルト匠があります。
レアルシルト匠はレアルシルトをベースにその効果を増す為に制振樹脂部が厚く作られた逸品。施工も厚みが増した分テクニックが必要らしい…
※一般ユーザーはレアルシルト匠は購入出来ないようですので必然的にブルーカラーのレアルシルトになります。
日東電工(株) レジェトレックス
素材は金属層(アルミ)に特殊ゴム系粘着剤の構成
この特殊ゴム系粘着剤(ブチル接着材)が曲者で、手や服に付くと大変!
非常に落ちずらく特に服や車の布シートに着いた日にゃ 綺麗に剝がすには一苦労ものじゃないかと思います。
個人的にはコストパフォーマンスに優れた制振材だと思っています。(使っていないので事実は解りません。)
ブチル系接着材は瞬間的(短時間)な接着には強力にくっつきますが、長期に渡る接着には向かない。高温になる場所には向かないと思っています。(フロア面はOKだが、ドアは剝がれそうな気がします。)
まず、デッドニング制振材 で検索すると価格の面からレジェトレックスが目立ち、次にレアルシルト、その次にオーディオテクニカのアクワイエあたりが検索に出てきます。
価格面から言って同じ制振材でお安いレジェトレックスはおそらくデッドニングには最もポピュラーなアイテムで取扱店舗も多く売れていると思われます。
レジェトレックスの一番の難点は上記に書いたブチル系の接着材です。
黒のそのゴムの様な接着材は出来るなら触りたくないし、一度貼ったらべた~っと接着剤部分が伸びますので「張り直す事は考えていないでしょ」の商品。
メーカーでは広い温度に対応と書いてあるのですが、一体何度迄大丈夫なのだろうか?
私の知るブチルは温度が上がると柔らかくなり接着能力が著しく低下する。
温度が高くなればなるほど貼りにくくなる傾向になる制振材。
ムーヴカスタムのデッドニングでは今回採用はしなかったが、ひょっとすると床面に使用しようと考えた事もしばし…(床面なら施工大丈夫でしょう)
費用対効果は少し割高になってしまいますが、自動車専用に開発されたレアルシルトが一番無難じゃないのかなと思います。
制振効果もレジェトレックスより良いでしょうし…
制振材の貼り方(ポイント)は私が調べた限りでは、ドア全面貼りはダメ なようです。
max70%とレアルシルトのページにも書いてありました。
主な施工箇所はフロント、リヤ、バックドアのインナー、アウター、内張り、A、Bピラーと内張、フロア、サスペンション周辺等々
制振材を貼る時に使うコロコロやヘラも重要なアイテムのひとつです。素直なところいろいろなアイテムが有った方が施工は
特にドアのアウターに貼った効果は解りやすく、ドアを閉めた時の音がノーマルの「ボワァン!」に対し、「ドスッ」に変化します。(音響は制振剤の貼る場所、サイズにより変化します。)
コレを踏まえた上で私のデッドニングも進めていきました。
●制振材シート1枚あたりの大きさ(サイズ)と重量(重さ)
・レアルシルト超・制振シート サイズ:t1.9x400x300 重量:約420g(416g)
・オトナシート サイズ:t1.5x400x300 重量:340g
・レジェトレックス サイズ:t1.5x1000x500 重量:1050g(メーカー公表値)
(レジェトレックスを400x300サイズに換算した重量は252g)
※単純に制振効果としては質量による効果が大きいのでレアルシルトの方が優秀でしょう。
【2022/02/22追記】表現の文字校正を実施しました。
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